東北エリア

下前地区    三沢地区    木野部地区    鯵ヶ沢地区     市浦地区


下前地区

沈設魚礁 木材付きFP5.00P-B型
造成年度 平成29年
設置水深 32m
調査年月 平成30年5月
地図画像

 水深32mの砂質の海底にメバル類やヤリイカの増殖を目的として設置された増殖礁です。 設置後7~9ヶ月が経過しており、観察を行った全ての増殖礁でヤリイカの産卵が確認され、礁内部に装着された「ヤリイカ産卵パネル」の下側にヤリイカの卵のうが垂れ下がるように集中して着生していました。

増殖礁の周囲や内部では、腹部の張り出た産仔前のソイ類(クロソイ・キツネメバル)の滞泳も見られました。

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ヤリイカ卵のう

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クロソイ

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ヤリイカ卵のう


三沢地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型

内枠カルベース付き

 FP3.25型

造成年度 平成17~18年、24~26年
設置水深 38、40m
調査年月 平成27年12月
地図画像

  造成年度の異なるFP魚礁3.25型及び内枠カルベース付きFP3.25型により造成された3つの魚礁漁場です。いずれの地点もブロックは2~3段に積み重なり、密集して配置されていました。

 魚礁群では、メバル、クロソイ、キツネメバル、ウスメバル、ババガレイ等の岩礁性魚類が多く観察されました。特に設置後10年が経過した内枠カルベース付きFP3.25型群体では、産仔前のメバルや、前回調査では幼魚が観察されたキツネメバルが成魚となり蝟集していることも確認されました。

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 メバル・キツネメバル

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ババガレイ

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メバル・キツネメバル・エゾメバル


木野部地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13~16年
設置水深 72~74m
調査年月 平成25年9月
地図画像

 前回の調査から5年経過しましたが、配置状況に変化はなく、魚礁が密集して設置されていました。

 魚礁群では、ウスメバル、ババガレイ、アイナメ等の岩礁性魚類が観察されました。

 魚礁群の周囲や上層では、ウスメバルが100尾程の群れで蝟集しており、ROVの接近に対し魚礁内部へ逃避したり、潮上方向から流れてくる浮遊餌料を摂餌する様子がみられ、魚礁群を隠れ場や餌場として利用しているものと思われました。

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ババガレイ

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ウスメバル

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ウスメバル


鯵ヶ沢地区

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13~15年
設置水深 41m
調査年月 平成24年9月
地図画像

 こちらの魚礁群は約80m四方の範囲に密集して配置され、設置後10年が経過しています。

 調査では、ブリ、マアジ、マダイ、メバル、ウスメバル幼魚等、根魚から回遊魚まで多岐にわたる有用魚種が観察されました。特にメバルは大型個体の群れが蝟集しており、魚礁群内部で滞泳したり、上層部で摂餌行動をとったりする様子がみられました。 また、魚礁の表面ではイワガキが群生している箇所があり、産卵行動も観察されました。

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 ブリ

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イワガキ産卵

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メバル


市浦地区

沈設魚礁

カルベース付き

FP5.00B-50t型

造成年度 平成19~23年
設置水深 24m
調査年月 平成23年9月
地図画像

 魚礁は、底板の重量を増加し、安定性が高いタイプにカルベースが装着され、水深24mの粗砂の海底に平置きに設置されています。

 マダイの蝟集が卓越しており、全長35cm未満の幼魚から60~70cmの成魚まで成長段階の異なる個体群が魚礁の周囲を遊泳している様子が観察されました。調査地点は、大型のマダイの生息水深にしては浅く、これらの魚礁を設置したことで新たな棲息場所が創られたと思われます。また、魚礁上部のカルベースパネルでは、ハゼ科の魚等、小型魚類も観察されました。

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マダイ

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マダイ・クロダイ

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マダイ・スズキ

種市地区

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成3年
設置水深 74m
調査年月 平成12年5月
地図画像

 FP魚礁3.00型がまとまって設置されており、最高部で2段以上の乱積になっていました。

 ウスメバルやウミタナゴの大規模で濃密な群れのほか、ババガレイや、大型のキツネメバル、ソイ類、エゾイソアイナメ、アイナメ等、魚礁性の強い魚類を中心とした蝟集が顕著に見られました。

 小型のウスメバルも観察され、当魚礁漁場は、生育の場としての機能も兼ね備えていると思われます。

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 ウスメバル

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クロソイ・エゾイソアイナメ

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ウスメバル・ババガレイ

岩館地区    由利本荘地区    能代地区    象潟地区     秋田地区


岩館地区

沈設魚礁 FP1.5G-B
造成年度 平成24~25年
設置水深 5~6m
調査年月 平成28年5月
地図画像

 FP1.5G-B 420個が、5~6個のまとまりで隣接して配置されており、広範囲に産卵藻場が形成されています。

 ブロック上面はフシスジモクを中心としたモク類やワカメ等の海藻に覆われており、水深の浅い箇所は特に着生量が多くなる傾向でした。

 この増殖場は、浅海域の藻場で産卵するハタハタを対象としており、今後は産卵場としての機能を発揮するものと期待されます。

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 アカモク

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フシスジモク・ワカメ・紅藻

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フシスジモク・ワカメ


由利本荘地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型

造成年度 平成9、16年
設置水深 27~32m
調査年月 平成18年7月
地図画像

 この地区では造成年度・配置状況の異なる2つの魚礁群を観察しました。観察された有用魚種は、ブリ、ヒラマサ、マダイ、クロダイ、メバル、クロソイ、スズキ、アイナメなど非常に多彩でした。

  魚礁が集中して設置された箇所では、陰影空間や小空間が多く確保され、暗がりを好むメバルが多く蝟集していました。

 イワガキ、イガイ、フジツボ、カイメン、ホヤ等が大量に着生し、生物相の厚さは付近の天然礁を上回っていました。

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 メバル

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ブリ

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メバル


能代地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成6・14年
設置水深 30・32m
調査年月 平成15年7月
地図画像

 スキャニングソナーで確認された魚礁は6基で、まとまって配置されていました。

 観察された魚類はアイナメ、カタクチイワシ、ウミタナゴ等で、魚礁の周辺・内部を遊泳していました。また、魚礁による潮のよどみにはプランクトンの定位が観察され、イワシ類の餌料になっていると考えられます。

 また、近隣海域でのヒラメの水揚も多いことから、魚食性魚類の餌料提供の場としても有効に機能していると考えられます。

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魚類幼稚仔

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クロソイ

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クロソイ・ウマヅラハギ・メバル


象潟地区

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7、11年
設置水深 34~36m
調査年月 平成13年7月
地図画像

 魚礁は平坦な砂質の海底に集中設置されていました。

 マダイ、ブリ、マアジ、アイナメ、クロソイ、メバル、イシダイ等が観察され、魚礁が集中して設置されている箇所の方が魚類の蝟集が良い傾向にありました。

 魚礁表面にはイワガキ、フジツボ、マボヤ等が覆い尽くすように着生しており、魚類の棲息環境を良好に保っていると思われます。

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 マアジ

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アイナメ・付着したイワガキ

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マアジ・イシダイ


秋田地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型

造成年度 平成3年
設置水深 30m
調査年月 平成11年7月
地図画像

 FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 マダイ、クロダイ、イシダイ、スズキ、アジ科、クロソイ、メバル、ウスメバル、アイナメ、ウマヅラハギ、ヒラメ、カレイ科等の有用魚類が多数観察されました。

 特にクロソイ、メバル、ウマヅラハギは1群600尾程の混成魚群で魚礁内部や周辺に蝟集し、アジ科は魚礁直上部や周辺を1群200尾程の群れで回遊していました。これらの群れを数群体観察しており、当魚礁漁場には相当数の蝟集量があるものと考えらます。

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 クロソイ・メバル

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アジ科

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メバル



温海地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7~9年
設置水深 67m
調査年月 平成14年8月
地図画像

 この魚礁群は、平成9年から毎年追跡調査を行っていますが、配置状況に変化はなく、高さ15m程の乱積み形状を保っています。

 100~200尾のウスメバルの群れが魚礁側近や内部で滞泳しており、その群れを狙っていると思われるオオクチイシナギの遊泳も観察されました。乱積み魚礁群内ではすでに小さな生態系が確立されているものと考えられます。

 魚礁表面は、フジツボやカキ類、ホヤ類、コケムシ等が覆っており、量的には安定期に入っていると考えられます。

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ウスメバル

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オオクチイシナギ

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ウスメバル


温海地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型

造成年度 平成7~9年
設置水深 70m
調査年月 平成13年7月
地図画像

 魚礁群は4~5段積み相当(高さ約15m)、頂上部は3~5m程度の凹凸があり、変化に富んだ魚礁群です。

 今回最も多く観察されたのは、全長が15cm程度のウスメバルでした。大規模な群れで遊泳し、時折浮遊物を摂餌していましたが、ROVが接近すると魚礁内部に逃避行動をとるなど、魚礁群を隠れ場・摂餌場として利用する様子が観察されました。

 魚礁の表面にはフジツボ類、カキ類、ホヤ類等が覆い尽くすように着生していました。

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  ウスメバル

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イシダイ

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ウスメバル


温海地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7~11年
設置水深 63~71m
調査年月

平成9・10年6月

平成11年4月

地図画像

 FP魚礁3.25型がほぼ円錐形に山積みされており、高さ15mを有しています。

 この漁場の調査は、平成9~11年の間毎年行っており、魚礁群上部では、ウスメバル、マアジ、ウマヅラハギの大きな群れが観察され、魚礁群内部ではイシダイ、アイナメ、タヌキメバル等が観察されました。

 また魚礁表面の付着生物も経年的に種類・量ともに増大しており餌料環境も良好になってきていると思われます。

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 ウスメバル・ウマヅラハギ

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イシダイ

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マアジ・ウマヅラハギ


双葉地区①    双葉地区②

双葉地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9~16年
設置水深 42~50m
調査年月 平成18年11月
地図画像

 この海域では、造成年度の異なる広い範囲の調査を行い、各調査地点ではFP魚礁3.25型が数個ずつ隣接した状態で配置されていることが確認されました。

 魚礁内部ではメバルとウスメバルが混成魚群を形成しており、浮遊物を摂餌する様子が観察されました。魚礁周囲ではイシダイが群れで遊泳し、魚礁付近の海底や上梁部では大型のババガレイが定座している様子も観察されました。

 この魚礁群が、岩礁性魚類を中心とした様々な魚類に棲息場所を提供しているようでした。

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メバル・ウスメバル・イシダイ

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イシダイ

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ババガレイ


双葉地区
沈設魚礁

FP魚礁3.25型

造成年度 平成10年
設置水深 43m
調査年月 平成14年11月
地図画像

 FP魚礁は平坦な岩盤域に、5~15mの間隔で配置されていました。観察された魚類は、ウスメバル、アイナメ、マアジ、イシダイ、キツネメバル等でした。マアジは魚群探知機に濃密な反応が出るほどの大きな群れで、全長25~35cmの個体が魚礁間を縫うように遊泳していました。

 魚礁の表面にはマボヤ、ナマコ類、フジツボ類、イソギンチャク類等が着生しており、豊富な付着生物が魚類の蝟集に好影響を及ぼしていると考えられます。

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 マアジ

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ウスメバル

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キツネメバル・イシダイ・アイナメ