近畿エリア



紀伊長島地区

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成11年
設置水深 29~31m
調査年月 平成13年5月
地図画像

 FP魚礁が設置された海底付近は自然光が届き、透視度が高く観察に適した状況で、10基程度が集中配置されていました。

 蝟集魚種はイサキ、マアジ、イシダイ、ネンブツダイ等でした。イサキは200尾以上の大群を形成していました。またネンブツダイは1,600尾もの大群で魚礁群を覆う様に蝟集していました。

 魚礁表面にはウミトサカ科、ヤギ目等が見られました。また光合成を行う海藻のアオサ科の着生が観察され、この海域が常時高い透明度を保っている事がうかがえました。

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イサキ

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マアジ・イサキ

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イサキ


神島地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型

造成年度 平成10年
設置水深 31~34m
調査年月 平成12年12月
地図画像

  FP魚礁3.25型が単体で一定の間隔をおいて平面的に設置されています。

 調査では、マダイ、クロダイ、スズキ、イシダイ、コショウダイ等の多くの有用魚種を観察することができました。

 コショウダイは、50匹程度の群れと35匹程度の2つの群れが頻繁に魚礁間を遊泳しており、その群れにイシダイが数尾混じって遊泳している様子も観察できました。

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コショウダイ

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クロダイ

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コショウダイ



御坊地区

沈設魚礁

 FP魚礁2.00型

造成年度 平成13年
設置水深 48m
調査年月 平成14年11月
地図画像

 乱積みにされたFP魚礁群は3~4段積み相当(高さ8~9m)になっており、高さと複雑性を備えた魚礁漁場を形成していました。

 魚礁群の内外部にはマダイ、イサキ、イシダイ、オオモンハタ、カワハギ、ネンブツダイ等が遊泳しており、乱積み効果による幅広い生態の魚類の蝟集が確認されました。

 魚礁の表面にはサンカクフジツボをはじめ多様な付着生物が着生していましたが、設置後1年しか経過していないため着生量は少なく、今後の経年による増大が期待されます。 

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イサキ

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オオモンハタ

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マダイ・イサキ・ネンブツダイ


美浜地区

沈設魚礁

FP魚礁5.00型

造成年度 昭和56年
設置水深 31~33m
調査年月 昭和56年10月
地図画像

 FP魚礁5.00型が単体設置されています。

 調査では、マアジ、イサキの1,000尾以上の群れが蝟集し、その群れを追うカンパチの来遊が観察されました。

 他にもチダイの群れやマハタ、コショウダイなどが観察され、根付き魚から回遊魚まで様々な魚の蝟集が観察されました。

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イサキ

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ブリ

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チダイ

泉佐野地区
沈設魚礁

FP魚礁2.00型

造成年度

平成7~9年

設置水深 8m
調査年月 平成10年11月
地図画像

 FP魚礁2.00型が単体設置されています。

 調査では、マアジ、スズキ、クロダイ、イシダイなどの有用魚種が観察されました。

 マアジの群れは、時折礁上部より礁側近へ降下しており、魚食性のスズキに追われて降下したものと推測されます。このことからこの魚礁群を中心とした食物連鎖の場が形成されていると考えられます。

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マアジ

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スズキ

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カワハギ・イシダイ


南淡路海峡地区    姫路地区    三尾地区    岩屋地区     浜坂地区


南淡路海峡地区

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度

平成21~23年

設置水深 8m
調査年月 平成27年3月
地図画像

観察を行ったFP2.00増殖礁は2個がひとかたまりで隣接し、増殖場内に点在して設置されていました。

 増殖礁の表面では主にワカメが繁藻しており、1m以上に生長したものも多く、メカブも観察されました。また、ホンダワラ科やトサカノリの着生も確認されました。

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ワカメ

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ワカメ(メカブ)・トサカノリ

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ワカメ


姫路地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型

造成年度 平成19年
設置水深 30m
調査年月 平成24年10月
地図画像

 ここでは、単体の魚礁が3~5m間隔でランダムに配置されています。

 調査では、ブリ、マアジ、スズキ、クロダイ等の有用魚種が観察されました。特にマアジの蝟集量が多く、魚礁に留まり遊泳する様子が観察され、群れの密度が高くROV搭載のスキャニングソナーの反応から尾数の推定を行いました。また、魚礁上部では、マアジの摂餌行動も度々みられ、その背後や上層では、ブリの回遊も確認されました。

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ブリ

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マアジ

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スズキ


三尾地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成14~17年
設置水深 34~42m
調査年月 平成18年11月
地図画像

 この海域では、FP魚礁3.25型を含む多くの種類の魚礁がランダムな間隔で配置され、魚類の好む陰影部や広がりが広範囲にわたり形成されていました。

 魚礁の内部及び周囲では、多数のマアジやネンブツダイ等の小型魚類が群れで蝟集していました。その上層部では、スズキやブリが回遊し、ブロックの上梁部や側近にはヒラメ、キジハタ等の魚食性魚類も観察されました。特にFP魚礁におけるヒラメの蝟集量は卓越しており、上梁部で7尾確認されました。

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マアジ

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ヒラメ

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スズキ


岩屋地区

沈設魚礁

FP魚礁4.00型

FP魚礁3.25型

造成年度

平成17・昭和62年

設置水深 54・26~30m
調査年月 平成18年10月
地図画像

 内海東地区では、FP魚礁4.00型が密集して配置されています。透視度が悪く、観察できたのはカサゴ等の根魚のみでしたが、各ブロック上に定座している様子が頻繁に観察されました。

 淡路地区では、FP魚礁3.25型がまとまって配置されており、設置後20年が経過し安定した漁場となっており、マダイ、クロダイ、メバル等の多種多様な魚類が多く観察されました。

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カサゴ

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クロダイ・スズキ

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メバル・コブダイ


浜坂地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型

造成年度 平成4・5年
設置水深 242~247m
調査年月 平成18年8月
地図画像

 平成4・5年度に水深が240mを超える深海にズワイガニを対象として造成された魚礁を観察しました。

 造成海域では、体の一部を泥に潜らせたズワイガニが数多く観察され、ROVの接近でも極端な逃避行動は認められませんでした。その他、ゲンゲsp.やヒレグロ、ハタハタ等の深海魚やエッチュウバイ、ヤドカリ類等も広範囲に分布していました。また、魚礁の表面では、モロトゲアカエビ、イバラモエビ等の有用なエビ類も多数観察されました。

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ズワイガニ

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モロトゲアカエビ

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ズワイガニ(2尾)