中国エリア

青谷地区    末恒地区    名和・中山地区    境港地区     泊地区


青谷地区

沈設魚礁 FP魚礁5.00型他
造成年度

昭和59年

平成2・12年

設置水深 45~64m
調査年月 平成14年7月
地図画像

 3箇所の調査ポイントは、いずれも中央部に高さのある魚礁が集中して配置され、これを小型の魚礁が取り囲んでおり、高さと広がりのある配置になっていました。

 魚類の蝟集状況は非常に良好で、Ⅱ型のイサキ、キジハタ、マハタ、クロソイや、Ⅲ型のブリ、ヒラマサ、マアジ等が蝟集しており、総じて大型の個体が多いのが特徴的でした。

 蝟集魚類は、その生態に合った空間を選択的に利用していました。

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イサキ

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ウマヅラハギ

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イシダイ・イサキ・ウマヅラハギ


末恒地区

沈設魚礁

FP魚礁2.00型他

造成年度 平成3~12年
設置水深 32~67m
調査年月 平成13年10月
地図画像

  大型の魚礁の周辺に小型の魚礁がランダムに配置され、漁場は広がりを持った形になっていました。

 今回の調査ではマダイ、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、スズキ、マハタ、イシダイ、ウマヅラハギ等幅広い生態の魚類が観察され、蝟集状況は良好でした。

 魚礁に付着していたのはフジツボ類、カキ類、カイメン類等で、経年による付着量の違いが見られました。

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ウマヅラハギ

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ブリ

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イシダイ・ウマヅラハギ


名和・中山地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7・10年
設置水深 35~53m
調査年月 平成12年9月
地図画像

 FP魚礁3.25型が比較的締まった粗砂の海底に概ね10~15m程度の間隔を保ちランダムな形で設置されています。

 調査海域は比較的透視度が良好で、多くの有用魚種が観察されました。なかでもブリの蝟集が顕著で、魚礁側近には餌となるマアジ、ネンブツダイ等が多く蝟集しており、これらの餌生物を狙った索餌回遊であると考えられます。

 また、マダイの幼魚の群れも観察されました。

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ブリ

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カンパチ

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ネンブツダイ幼魚


境港地区

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成9年
設置水深 14m
調査年月 平成11年6月
地図画像

 FP魚礁2.00型が設置されています。

 調査では、スズキ、イシダイ、コショウダイなどの有用魚種が観察されました。

 この魚礁群を長時間観察すると、カタクチイワシやスズキの群れが何度も来遊し、この魚礁群が周辺海域の回遊性魚類に有益な餌場や憩場を提供していることがわかりました。

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スズキ

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カタクチイワシ

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コショウダイ


泊地区

沈設魚礁

FP魚礁5.00型

造成年度 平成59年
設置水深 45~46m
調査年月 平成2年10月
地図画像

 FP魚礁5.00型と2.0m角型魚礁が集中設置されています。

 この漁場では昭和59・60・62年、平成2年の10月に7年間に4度の調査を行ってきました。

 いずれの調査でもマアジ、イサキ、ブリなどの回遊魚、ハタ、メバルなどの根付き魚、またマダイ、イシダイなどの魚が蝟集しており、長年にわたり安定した漁場となっていることが確認されました。

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ブリ

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アオハタ

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マアジ・イサキ

隠岐地区     大社地区     島後南部地区


隠岐地区
沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成23年
設置水深 89m
調査年月 平成28年10月
地図画像

 FP魚礁2.00型25個で構成された乱積み魚礁群で、中心部は3段に積み重なり、6m程の高まりが形成されていました。

 キダイ、ブリ、マアジ、イシダイ、カサゴ、ウマヅラハギ等の多種多様な有用魚種が確認されました。魚礁群周囲ではマアジが遊泳しており、その群れを追尾するブリが観察され、魚礁群は餌場として利用されていると推察されました。またROVの接近により魚礁内部へ逃避するキダイや、魚礁側近や内部では岩礁性魚類のイシダイ、カサゴが観察され、魚礁への強い定着性がうかがわれました。

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マアジ・キダイ・イシダイ・カサゴ

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キダイ

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カサゴ


大社地区

沈設魚礁

FP魚礁3.25型他

造成年度 昭和62・57年
設置水深 91・63m
調査年月 平成15年6月
地図画像

 水深の異なる2地点を調査しましたが、双方とも、経年によって着生した付着生物群が餌料環境の向上に寄与し、多様な魚類が見られ、水深が浅い昭和57年度造成箇所はまさに天然礁に匹敵する魚礁漁場となっていました。

 蝟集魚種は、クロソイ、カサゴ、イシダイなど岩礁性魚類や、マアジ、ブリなどの回遊性魚類など多岐にわたるものでした。マアジは、ROVが接近すると逃避するものの、観察時間の大半で魚礁群を取り巻いて遊泳し、魚礁への定着性が見られました。

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ブリ

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カサゴ・クロソイ

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マアジ


島後南部地区
沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成9~13年
設置水深 49~52m
調査年月

平成14年7月

地図画像

 各魚礁は250~300mの間隔を空けて配置されていました。

 魚礁の上層部ではウマヅラハギが大規模に群れており、魚礁の内部には、イシダイ、マハタ、アオハタ、カサゴ等魚礁性の高い魚類、さらにネンブツダイや小型のベラ類などが観察されました。

 一つの魚礁に定位する魚類、複数の魚礁間を遊泳する魚類など、それぞれの習性に合わせた蝟集形態が観察されました。

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ウマヅラハギ

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イシダイ・カワハギ

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アオハタ・ネンブツダイ・イシダイ




山口北地区

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17~23年
設置水深 96~100m
調査年月 平成24年11月
地図画像

 この地点には、1群体あたり250個のFP魚礁3.25型で構成された9山の乱積み群体が設置されています。そのうち2群体の観察を行なったところ、共に20m程に積み上がり、内部には魚類の棲息空間が多数形成されていました。

 魚礁群の周囲や上層では、メダイ、ヒラマサ、マアジ等の回遊性魚類の遊泳が時間差をおいて繰り返しみられ、魚礁群の内部では、イサキ、イシダイ等の岩礁性魚類も多数確認されました。 経年を重ねるごとに、魚類蝟集量が増し、魚類にとって好適な環境が整ってきていることが確認されました。

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メダイ

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マアジ

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イサキ


豊浦地区

沈設魚礁

FP1.6N

FP魚礁3.25型

造成年度 平成18・22年
設置水深 45m
調査年月 平成23年10月
地図画像

 水深45~50mの泥質の海底にFP1.6NとFP魚礁3.25型の乱積み魚礁群が設置されています。

 どの魚礁群においても全体を覆い尽くす程にマアジが遊泳しており、蝟集量が2,500尾以上と推定される群体も確認されました。また、魚礁群の上層ではブリやヒラマサの回遊、内部では大型のキジハタ、マハタ、イシダイ、カワハギ等の岩礁性魚類も多数観察されました。

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マアジ

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イシダイ

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キジハタ


山口北地区
沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17~22年
設置水深 100m
調査年月 平成23年5月
地図画像

 この地点は、9山の乱積み群体が北西-南東に連なって設置されており、1群体あたりFP魚礁3.25型250個で構成されています。調査当時は造成中でしたが、2群体の観察を行ない、共に20m以上に積み上がり、内部には魚類の棲息空間が多数形成されていました。

 かなり濁っていましたが、魚礁群の周囲や上層では、メダイ、ヒラマサ、ブリ、マアジ等の回遊性魚類の遊泳が繰り返しみられ、魚礁群の内部では、マハタ、イサキ、イシダイ等の岩礁性魚類も多数確認されました。

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メダイ

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マアジ・ヒラマサ・ブリ

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マハタ


周防大島地区

沈設魚礁

FP1.6N

FP魚礁3.25型

造成年度 平成19年
設置水深 45m
調査年月 平成21年2月
地図画像

 ここには、FP1.6NとFP魚礁3.25型の組み合わせによる乱積み魚礁群が設置されています。

 魚礁群には、魚礁を覆いつくすほどのウマヅラハギの大群が蝟集していました。これらの魚群は、調査船の魚群探知機でも反応が確認され、画像解析により9,000尾以上と推定されました。また、ウマヅラハギに混じり、イシダイの遊泳も観察されました。

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 ウマヅラハギ

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ウマヅラハギ・イシダイ

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ウマヅラハギ・イシダイ


豊浦地区

沈設魚礁

FP4.5PW

造成年度 平成15年
設置水深 29~30m
調査年月 平成21年10月
地図画像

 魚礁は設置後6年が経過しており、半径20m程度の円内に配置されています。魚礁の上部と内部にパネル状に設置された間伐材は全て消失し、パネル構造のみが残されていました。

 魚礁には、メバル、マハタ、イサキ、マアジ、イシダイ等が蝟集しており、上層ではブリの来遊もみられました。また、間伐材の抜け落ちた孔にはカサゴが入り込んでいる様子が観察され、間伐材の脱落度合いに合わせて設計通りの生息場所が形成されていることが確認できました。

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マアジ・イサキ

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メバル・イシダイ

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メバル