| 沈設魚礁 |
FP1.6N FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成17年 |
| 設置水深 | 40・43m |
| 調査年月 | 平成22年4月 |
この調査は、平成19、21年度に引き続き3度目で魚礁群の形状はこれまでと変わらず、沈設当初の安定した乱積み形状が維持されています。
観察された有用魚種は、ムツ、イサキ、マハタ、トゴットメバル、カワハギなどでした。特にムツとイサキの蝟集は卓越しており、1万尾以上の大規模な群れが観察され、経年を重ねるごとに増加する傾向でした。
ブロックの表面ではサンゴ類等の大型の付着生物が観察され、魚礁群内部の陰影空間は更に複雑化していました。
ムツ
イサキ
イサキ
| 沈設魚礁 |
FP1.6N FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成17年 |
| 設置水深 | 36~40m |
| 調査年月 | 平成21年5月 |
平成19年度に引き続き、2度目で魚礁群の形状は前回の調査と変化なく、高さのある理想的な乱積み形状となっています。
観察された有用魚種は、ムツ、イサキ、マハタ、イシダイ、カワハギ等でなかでも、ムツとイサキは前回調査を上回る大規模で濃密な魚群が観察され、これらが魚礁群を覆いつくしていました。イサキは浮遊餌料を摂餌したり、陰影空間に滞留したりと魚礁群を有効に利用している様子が観察されました。
ムツ
マハタ
イサキ
| 沈設魚礁 |
FP1.6N FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成17年 |
| 設置水深 | 36~40m |
| 調査年月 | 平成19年5月 |
設置後1年程度の経年の浅い3つの魚礁群の観察を実施しました。FP1.6Nは6m、FP魚礁3.25型は10m程度に積み上がり、各魚礁群ともに回遊魚に刺激を与える高さを確保していました。
観察された有用魚種は、主にムツ、イサキ等の回遊魚が中心で、ムツは数千尾、イサキは数万尾以上の群を形成し、魚礁群を覆う様にして遊泳していました。また、両魚種ともに潮流によって流れてくる浮遊物を摂餌する行動も観察されました。
イサキ・ムツ
イサキ
ムツ
| 沈設魚礁 | FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成10~13年 |
| 設置水深 | 65~72m |
| 調査年月 | 平成14年6月 |
調査を行った3つの魚礁群は、いずれも高さ約10~14mの乱積み魚礁群を形成していました。
観察された有用魚類は、Ⅱ型魚のマハタやイシダイ、トゴットメバル、Ⅲ型魚のマアジ等でした。なかでもマアジの蝟集量が非常に良好で、3箇所で約3万尾が観察されました。
魚礁の表面にはフジツボ、カンザシゴカイ類等が着生し、魚礁群のよどみに浮遊生物が集まる等、餌料による魚類の棲息環境が良好に保たれた魚礁漁場です。
マアジ
トゴットメバル
イシガキダイ・マハタ
| 沈設魚礁 |
カルベース付き FP3.25型 |
| 造成年度 | 平成18年 |
| 設置水深 | 32~35m |
| 調査年月 | 平成19年11月 |
ここではFP魚礁3.25型に上面カルベースを取り付けたタイプのものが10~15m間隔で配置されています。
観察された魚類はメバル、スズキ、アイナメ、マアジ等の内湾に多く見られる魚種が中心でした。
魚礁の上面にパネルを取り付けることで、餌料供給効果に加えて下部には陰影空間が広がり、隠れ場としても機能することが確認されました。
アイナメ
スズキ
マアジ
| 沈設魚礁 |
FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成13・14年 |
| 設置水深 | 23m |
| 調査年月 | 平成14年9月 |
FP魚礁は2m程度の間隔を空けて、南北方向に3列に配置されていました。また沈船魚礁に隣接しているブロックもあり、広がりと変化に富んだ配置となっていました。
調査ではクロダイやスズキ、メバル、マアジ、アカカマス、イシダイ等数多くの魚類の蝟集が観察されました。
調査の2週間前に沈設された14年度魚礁にもメバルやマダコ等が観察され、早期的な魚礁効果の発現が確認されました。
スズキ・アカカマス
メバル
クロダイ
| 沈設魚礁 | FP魚礁2.00型 |
| 造成年度 | 平成11年 |
| 設置水深 | 7~9m |
| 調査年月 | 平成12年9月 |
調査海域は内湾に位置し、集中豪雨の後調査を行なったためか透視度が非常に低く、調査が困難な状況でした。
しかし、スズキやアイゴ、ギンガメアジの群れ、クロダイ、メバル等が多数観察されました。
付近では、魚礁設置以降にクロダイの漁獲量が増えたとの声もあり、魚礁による棲息環境の提供が有効に作用し、早期に魚礁効果が発現したと考えられます。
スズキ
クロダイ・アイゴ
クロダイ
| 沈設魚礁 |
遮蔽鉄板付FP530 FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成7・8年 |
| 設置水深 | 21・32m |
| 調査年月 | 平成9年5月 |
この海域は、FP魚礁3.25型上部にFP魚礁2.00型を乗せ、高さと複雑さを兼ね備えた遮蔽鉄板付きFPスーパー530が設置されています。
魚礁には、根付きのメバルから回遊性のスズキまで様々な魚類が観察され、FPスーパー530の多様性が有効に機能していることが実証されました。
スズキ
メバル
カレイ
| 沈設魚礁 |
内枠カルベース付き FP3.25型 |
| 造成年度 |
平成26年 |
| 設置水深 | 50~54m |
| 調査年月 | 平成28年8月 |
内枠カルベース付きFP3.25型 60個で構成された乱積み魚礁群、2群体を調査しました。ブロックは2.5段、高さ約7.5m程に積み重なり、計画どおりの乱積み群体が形成されていました。
マダイ、ブリ、マアジ、オオクチイシナギ等の有用魚種が観察され、高さと複雑な内部空間を併せ持つ乱積み設置の特長が、生態の異なる様々な魚類の蝟集に効果を発揮しているものと推察されました。またマアジは小型個体が中心で、魚礁群上層部を広範囲に群泳しており、定量的な計測が困難なほどの蝟集量でした。
ブリ
マアジ
オオクチイシナギ
| 沈設魚礁 |
FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成17年 |
| 設置水深 | 70~77m |
| 調査年月 | 平成20年7月 |
FP魚礁3.25型30個で構成される乱積み魚礁群、5箇所の調査を行ないました。ブロックは3段積み相当、高さ約9m程に積み上がり、理想的な乱積み群体が形成されていました。
ウスメバル、マアジ等の有用魚種が、魚礁群周囲を濃密な群れで遊泳していることが観察され、魚礁直上の潮上では、浮遊餌料を捕食する行動が頻繁にみられました。
ブロックの表面では、イタボガキ科の着生が多く見られました。
ウスメバル
ウスメバル
マアジ
| 沈設魚礁 |
上面カルベース付き FP1.5G |
| 造成年度 | 平成29~30年 |
| 設置水深 | 15~16m |
| 調査年月 | 令和1年5月 |
上面カルベース付きFP1.5G58個が5~7mの間隔をあけて設置されていました。
増殖礁およびカルベースパネル表面は、クロメ、ホンダワラ科、カゴメノリ、フクロノリ、カイメン類、フジツボ類、カンザシゴカイ科、コケムシ類等に覆われていました。これら海藻類、付着生物は設置後の経年により優占種に差異が見られました。平成30年度設置分ではカゴメノリやフクロノリが隙間なく着生し、平成29年度設置分では、クロメ、ホンダワラ科といった有用海藻がパネル表面の凹凸にしっかりと仮根を張った状態で着生し、今後の藻場形成が期待される安定した着生状況を呈していました。
ホンダワラ科・カゴメノリ
ホンダワラ科・イシダイ
メバル
| 沈設魚礁 |
FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成21年 |
| 設置水深 | 84~86m |
| 調査年月 | 平成27年10月 |
FP魚礁3.25型146個による乱積み魚礁群を観察しました。魚礁群は13~15m(5段積み相当)の高まりを形成し、下層部では複雑に重なったブロックにより多数の陰影空間が形成され、理想的な乱積み形状が確認されました。
魚礁群頂上部では、マダイ、ブリ、マアジが大規模な群れで遊泳しており、内部の暗がりでは、マハタ、キジハタ、クロソイ、ウスメバル等の岩礁性魚類も多数観察されました。
この魚礁群が生態の異なる魚類に多様な生活空間を提供しているものと推察されました。
ブリ
マアジ
マハタ
| 沈設魚礁 | FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成16・17年 |
| 設置水深 | 40~42m |
| 調査年月 | 平成25年10月 |
水深40m程の海底に設置された2つの乱積み魚礁群を観察し、どちらの魚礁群も、ブロックが複雑に重なり合い内部には多数の小さな暗がりが形成されていました。
この地点では、ヒラマサ、カンパチ、スズキ、メバル、イシダイ等の様々な有用魚種が観察され、魚礁群が回遊性魚類にとっての索餌場、岩礁性魚類にとっての保護・休息場と、生態に合わせた棲息場を提供していることが確認されました。
カンパチ
イシダイ
メバル
| 沈設魚礁 | FP1.6N |
| 造成年度 | 平成20・22年 |
| 設置水深 | 8m |
| 調査年月 | 平成24年3月 |
イワガキを対象にFP1.6Nで造成された漁場の観察を行ないました。平成20年度造成箇所では、魚礁上部に殻長10cm程度のイワガキが2~3個集中して着生している様子が多数みられました。
魚礁の上面では、ホンダワラ科等の褐藻類が繁茂しており、1m以上に生長しているものも多く、ホンダワラ科の根元にはモヅクと思われる海藻の付着もみられ、魚礁が多くの食用海藻類の生育場となっていることが確認されました。
ホンダワラ科
イワガキ
イワガキ
| 沈設魚礁 |
FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成13・19年 |
| 設置水深 |
70・79m |
| 調査年月 | 平成22年11月 |
砂泥の海底に設置された2つの乱積み魚礁群を観察しました。両魚礁群のブロックとも2~3段に積み重なり安定して設置されています。
魚礁群には、マアジ、ブリ、スズキ、マダイ、キダイ、イシダイ、メバル、ソイ類等、生態の異なる多種多様な魚類が蝟集していました。特にマアジの蝟集量は卓越しており、大きな群れを形成し魚礁群を覆うように来遊する様子や摂餌行動が観察されました。
また、通常、逃避行動の激しいキダイが魚礁周囲を遊泳する映像の撮影にも成功しました。
マアジ
キダイ
クロソイ
| 沈設魚礁 | FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 |
平成8・11年 |
| 設置水深 | 60~69m |
| 調査年月 | 平成27年11月 |
FP魚礁3.25型が単体または2、3個のまとまりで点在配置されている造成年度の異なる2つの漁場を観察しました。
魚礁群では、キジハタ、イシダイ、ウマヅラハギ等の岩礁性の有用魚種が観察されました。魚礁内部にはネンブツダイ幼魚、その付近ではをキジハタの滞泳が見られ、魚礁が小型魚の保護場、魚食性魚類の摂餌場となっていると推察されました。またマアジ幼魚は群れで魚礁群を行き来しており、一時的な生育場として利用しているようでした。
イサキ・ウマヅラハギ
マアジ幼魚
キジハタ
| 沈設魚礁 |
FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 平成16年 |
| 設置水深 | 98~102m |
| 調査年月 | 平成17年10月 |
水深100m前後の海底にFP魚礁3.25型25個で構成された乱積み魚礁群が設置されています。
魚礁群はブロックの積み重なりによって適度な高さと、複雑な内部陰影空間を有する理想的な形状になっていました。
設置後1年程度の魚礁群ですが、早くも深海性の回遊魚であるメダイや、岩礁性の高いオオクチイシナギ、イシダイ、カサゴが観察され、それぞれの生態に合った生息場所を選択し、蝟集していました。
メダイ
オオクチイシナギ
オオクチイシナギ
| 沈設魚礁 | FPスーパー530 |
| 造成年度 | 平成15年 |
| 設置水深 | 50~51m |
| 調査年月 | 平成17年10月 |
大きさの異なるFP魚礁を組み合わせたFPスーパー530が碁盤の目状に整列して設置されています。
観察された魚類はマアジ、マダイ、キジハタ、ウスメバルなどでした。中でも幼魚サイズのマアジの蝟集量が多く、濃密な群れを形成し、魚礁上部での摂餌行動が観察されました。
また、魚礁が適度な間隔を空けて配置されているため、魚礁間を遊泳するマダイもROV後方に搭載した低照度カメラにおいて多数観察されました。
マアジ
ウスメバル幼魚・イシダイ
マアジ・カワハギ
| 沈設魚礁 | FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 |
昭和61・平成1年 平成12・13年 |
| 設置水深 | 60~70m |
| 調査年月 | 平成16年5月 |
敦賀沖ではブロックが15~20m程度の間隔で設置されています。点在するブロックには小型のイシダイ、ウマヅラハギ、コショウダイ等の群れが観察されました。また、中部以西では珍しいミズダコが2個体観察され、エサの豊富な海域であると思われます。
河野村沖では設置後15年以上経過した乱積み魚礁群を観察しました。ブロックの表面は多量の付着生物に覆われていて、FP魚礁の形状がわからなくなる程でした。ウスメバルとウマヅラハギの蝟集が卓越していて、良好な魚礁漁場が形成されていました。
ウスメバル
クロソイ・イシダイ・コショウダイ
ミズダコ・カサゴ・アオハタ・アイナメ
| 沈設魚礁 |
FP魚礁3.25型 |
| 造成年度 | 昭和59・平成11年 |
| 設置水深 | 63~68m |
| 調査年月 | 平成15年9月 |
平成11年度造成海域では、魚礁は広範囲に設置され、魚礁間を遊泳するブリの群れが観察されました。小型のマアジの大群が魚礁を取り巻いていたため、これを追っての索餌回遊と考えられます。
また昭和59年度造成海域では、以前にも調査を行っていますが、ヒラマサ、スズキ、マダイ、マアジ、キジハタ、イシダイ、ウスメバル幼魚、オニオコゼ等多岐にわたる魚種が蝟集し、天然礁と遜色ない状況が再確認されました。
ブリ
スズキ
マアジ幼魚・ウスメバル幼魚
海洋土木株式会社
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